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公衆トイレに取り残された黒猫は、男性用トイレに入った。内開きのドアなので小さな身体を押し付けたらなんとか閉める事ができた。 「鍵は......無理だな。とどかねぇ」 そう呟いて、ドアを背に眼を閉じた。 ゆっくりと"その時"を待つ。
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