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十字架ケースの中から士を見下ろしていたのはハカセとアイムだった。
[ねぇ、アイム。あの人、ほら、あのピンクの!]
[えぇ、たしかディケイドさん]
[そうか、お前らあの海賊の仲間か。安心しろ。もうすぐ船長さんが助けに来る]
[マーベラスが?!]
[ご無事だったのですね、よかった……]
[……っと、いうわけだ。俺は先に進ませてもらう]
[待て。あの方のご命令だ。通すわけにはいかない]
[あの方?誰だそいつは]
[知りたければ、こいつを倒してみろ]
士の足下に、光る紫色の魔方陣が現れた
とっさに後ろに飛び退く士
魔方陣から、紫の鎧が現れた
[魔導騎士ウルザード。本物はスーパー戦隊に寝返ったが、そいつは本物の力を100%使うことができる。や、心を持たないぶん、本物より強い]
[つまり、言われた通りに動くだけの、可愛いお人形ってことか]
士はディケイドライバーを取り出し、腰に巻く。
[俺は触れる物全てを破壊する。お前の人形がどうなってもしらないぞ]
[やれるものならやってみろ]
クロブラックが姿を消すと、うつむいていたウルザードがゆっくりと顔を上げた。
[人形遊びは趣味じゃないんだけどな。変身!!]
カメンライド・ディケイド!
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