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「俺は、隅田佑樹。よろしく。17歳。」
すると男が佑樹に近寄ってきた。
「あいつ、どっかで見たことあるような……」
するとその男は、話しかけてきた。
「よぅ。佑樹。俺のこと覚えてっか?」
「お、おう。ちゃんと覚えてるよ。」
佑樹は焦りながら言った。
「ったく、その顔はおぼえてないな。」
「で、誰だっけ?」
頭を掻きながらいった。
「お前何にも変わってないな。先輩にもその口の聞き方。」
健斗は笑いながら言った。
「先輩……。もしかして健斗さん?!」
「やっと思い出したか。」
健斗と佑樹は中学時代いつも一緒にいた。学校一悪だった二人。でも、佑樹の父親が死んだとき佑樹は転校して変わっていった。
「健斗さんこそ変わってないよ。髪型といい、声といい。」
健斗は中学のときから坊主で赤髪だった。
「そう言えば、佑樹。」
「なに?」
「チームってたしか4人だったよな。」
「たしかそうだったと思うけど……」
「でも、三人しかいねーぞ。」
佑樹は辺りを見回した。
「本当だ……」
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