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日番も終わり、近藤さんへの挨拶も済ませ、土方さんへ足を急がせる。
もちろん、本日の報告や日誌を記入する為に急いでいるのではありませんよ。
ヒマリ君から誘導尋問で聞き出した『お前の子供可愛いぜ、何なら俺と作るか?』発言について言及する為です。
問い詰めたヒマリ君は容量オーバーしたようで、頭から煙が出ていました。
あの鈍感娘…。
私があれだけ貴女との子供ならと言っていたのに、気づかない(遠回しですが)。
愛だの恋だの甘い言葉を男が口にするのではない…と以前までは思っていましたが、素直になることも大切だと気づかせてくれました。
言葉にしなければ分からないこともある。
言葉にしなければ伝えられない想いもある。
明日に散るかもしれない命だからこそ、生を大事にしなければならない、心に嘘をついてはならない。
ヒマリ君が命を張って、私に教えてくれたこと。
私は、ヒマリ君と共に時を過ごしたいと願う。
仲間として、姫を守る衛士として、恋人として、伴侶として。
だから、勇気を出して素直になってあげていると言うのに…。
あの…鈍感娘。
永倉さんから変な本を借りていましたが、全く役に立っていないですね。
永倉さんも後で締めておきましょう。
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