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こいつ、肌は綺麗やし、線も細うて華奢やし、何より男にしてはいやに可愛い顔してると思うてた。
監察役やて言うのに、見抜けんと失態やなぁ。
いや、誰が思う?
こんな過酷な新撰組に、女が入りたがるて。
「…ん…あっ…」
ほら、ちょっと手を動かしただけで、こないに反応するんやで?
俺の指先で翻弄されてまう女が、弱きを守ろうと刀を握ってるんやで?
もう女にしか見えへん。
その先端を優しく擦れば、熱い息をもらして俺の方へもたれかかる。
寝ていてこの感度や、もっと、もっと俺を感じさせたくなる。
ほら、これはどうや。
寄りかかった方の耳にそっと舌を這わせる。
ビクンと体が揺れ、さすっとる膨らみの先端が、ますます固くなったやないか。
松田の身辺調査なんて、もう知らんわ。
松田自身を知りたくて、止まらへん。
困ったように下げられた眉も、憂いを感じさせる瞼も、すっとした小鼻も、その薄く開いた唇も。
俺のもんにしたい。
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