友情の涙

ユウキ「よし、今日もLv上げするぞ」

私達はいつもこのダンジョンに来るのでイベントをそれほど気にしていなかった

サヤカ「今日は何が出るかな～」
ユウキ「あまり強くない敵よ出ろ」
サヤカ「ユウキ、強い敵が出ないと楽しくないでしょ」
ユウキ「でも死にたくないよ…」
サヤカ「ユウキ本当にイベント信じてるの？」
ユウキ「だって本当にログアウト出来ないから」
サヤカ「ここゲームの中だよ!どうやって現実を殺すの？」

私はイベントを信じていなかった
ログアウトの事が真実でも現実での死はありえないと思ったからだ

ユウキ「うん、そうだね」
サヤカ「じゃあモンスターを探そうか」

モンスターの咆哮が聞こえた

サヤカ「来るよ」

モンスターが出てくる。

サヤカ「何これ…」
ユウキ「ドラゴン…」

私は驚いた。何故ならこのドラゴンは何日もここにいて初めて出会う敵だったからだ。モンスター名は白銀の翼龍

サヤカ「でも、適正Lvは越えてるし勝てるよ！」
ユウキ「そう…だよね」

ユウキが少し震えている
当たり前だ、このゲームを初めてあったドラゴンといえばコドラくらいだったからだ。