友情の涙

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私はカイトに尋ねた サヤカ「カイトは死んだプレイヤーがどうなるか分かりますか…」 カイト「面白い話じゃないよ」 サヤカ「聞かせてください」 カイト「死んだプレイヤーはNPCのもっている特殊なカードで消される」 それは簡単に言うと復活しないということだ サヤカ「ユウキ…私の…私のせいで!!あのとき…」 また泣き出しそうになる カイト「泣くな!!」 サヤカ「だって…」 カイト「お前がここで負けたりしたらユウキの死はどうなる!!」 サヤカ「それは…」 カイト「お前だけでも生きて現実に帰るんだ!!そしてやつの分まで生きてみせろ!!」 何も言い返せない… ユウキの分まで… サヤカ「頑張ります…」 カイト「そう、頑張れよ」 サヤカ「はい、ありがとうございました」 そういって私は歩き出す カイト「1人で帰れるか?」 その事を考えていなかった。いつもLv上げだったから移動用のカードを持っていない サヤカ「どうしよう…」 カイト「街まで俺と来いよ」 サヤカ「え…」 カイト「だから街まで俺が守ってやるよ」 サヤカ「そこまでしてもらわなくても…」 カイト「これ以上死人を見たくないんだ!!さっきのお前を見ると危なげだから」 確かに1人でダンジョンから脱出出来そうにない。 サヤカ「でも悪いですし」 カイト「俺も用が終わって帰るところだからいいさ。俺は絶対にお前を悲しませない」 ここまで言われると反論出来ない サヤカ「ではお言葉に甘えて…よろしくお願いします」 カイトが笑う カイト「じゃあいこうか」 私とカイトが歩き始める
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