砂上の哀葬

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過ぎ去り日々 面影は砂のように 儚き宿命(さだめ) 波にさらわれ、消え往く 追いかけて 同じ悲しみを、優しい時を、分けあえたなら 心の静寂(しじま) 孤独の淵で たゆたう想い 永劫の哀 つたうこの涙が 仰ぐ天のどこか遠く どうか安らかにと そんな願い砂に落として 重ねあわせた 温もりが引き止める この身を今に 繋いでくれる 存在 手の平にあなたが宿す 幸せな明日 触れる勇気は 心の旅路 立ち尽くすたび 生きて往こうと 促している 染まる茜の中 馳せる天のどこか遠く 在りし姿想う そっとそっと 見送るように つたうこの涙が 仰ぐ天のどこか遠く どうか安らかにと そんな願い砂に落として 染まる茜の中 馳せる天のどこか遠く 在りし姿想う そっとそっと見送るように
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