叶多side

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「じゃあ抜けろよ! てめぇみたいな奴、暁にはいらねぇよ!」 空夜が吐き捨てるように言った。 「空夜、それは極論だ。 玲央も冷静になれよ」 俺が言うが、部屋の中は一気に険悪ムード。 天馬は頭を抱えながら「どうすりゃいいんだよ」と唸っている。 「…………わかった」 不意に玲央がそう言うと、ドアの方へと歩き出した。 嘘だろ…………?
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