叶多side

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「いや、俺の女にはしない」 「だけど……そんなこと前例がない」 俺が言うと、玲央は少し笑いながら「別にだからって決まってるわけじゃねぇだろ」と答えた。 「んーよくわかんねぇけど、美愛が玲央のもんになんなきゃ別にいーや♪」 単純な天馬は、玲央の言葉に安心したのか一人で頷いている。 「……ま、そっちの方が何かと都合が良い」 空夜が言い、そして俺も頷いた。 チームを動かすとなると、ちゃんとした理由が必要になる。 美愛ちゃんを暁姫にすれば、守るための正当な理由になるから俺たちとしては都合が良いかもしれない………… こうして俺たち暁は、美愛ちゃんを暁姫としてチームで守ることにしたんだ─────
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