玲央side

5/22

8517人が本棚に入れています
本棚に追加
/682ページ
「おい、大丈夫か?」 俺が声を掛けると、俯いていた女が顔を上げた。 「……ッ!?」 俺は、女の顔を見た瞬間固まってしまった。 透き通るような白い肌、茶色がかった大きな瞳、桜色の唇、腰まである瞳と同じ色の長い髪── ……こんな可愛い女、今まで見たことねぇ。 一瞬この女に魅入ってしまったが、俺はすぐに我に返った。 「おい、聞いてんのかよ?」 気を取り直して、同じく固まってる女に声を掛ける。
/682ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8517人が本棚に入れています
本棚に追加