美愛×椿鬼

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気付けば、辺りにはボロボロになった男たちが転がっているだけだった。 「あーあ、つまんない…… ね、あんたたち羅刹なんでしょ?」 あたしは一番近くに倒れていた男に問い掛ける。 しかし、男の意識は半分飛んでいて目も虚ろだった。 「あんたんとこの頭に伝えといて? ……弱すぎて笑える、ってさ」 あたしはそう言い残し、ゆっくりと歩き始めた。 そして再び迷子になったのは、言うまでもない…………
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