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「お前……どっかのチームに入ってたりしてただろ?」
香川のその言葉に、あたしの思考がストップする。
「な、何言ってるんですか……
そんな訳ないじゃないですかッ」
あたしが慌てて否定すると、香川はため息をついた。
「さっきのお前の動きは、一般人が簡単にできる芸当じゃねぇよ。
それにあの殺気……あれは相当な修羅場くぐってきた奴が出すもんだ。
しかもお前は、羅刹のことを知っていた……これでどう言い逃れする?」
……この人は、プロだ。
あの一瞬でここまで読み取ったなんて……
ってか、あたしの殺気に気付くだけじゃなくて、それに耐えられるなんて……
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