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「ま、形式的にはな。
だが、俺とお前じゃ格が違ぇよ……お前は“四天王”なんだから」
香川の言葉に、あたしは静かに首を横に振った。
「今はもう、四天王じゃないですよ。
というか、覇王でもない……」
「あぁ、知ってるよ。
現役の奴らが、必死になってお前を探してる……らしいな」
香川があたしを真っすぐに見て言った。
……わかってる。
あの人たちが、あたしを探してることも。
そして、あたしを恨んでることも……
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