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そして、あっという間に屋上に連れて来られたあたし。
4人のヤンキーに囲まれてるあたしは、端から見ればまるでリンチされてるみたいだ……
「美愛……俺らの仲間になれ」
屋上に着いたと同時に、何の前置きもなく発せられた玲央の言葉。
「……ん?」
玲央のその唐突な言葉に、あたしは間抜けな声が出てしまった。
ってか、仲間って……意味わかんないんだけど。
「実は美愛ちゃん、ちょっと今危険な状況なんだよねぇ」
状況が呑み込めてないあたしに苦笑しながら、叶多が言葉足らずの玲央に付け足すように言った。
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