まさかのベタな出会い

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台風が過ぎていい天気の時に俺は遅刻していた。 「なんで目覚ましの電池切れてんだよ~」 曲がり角を曲がろうとした時に………「「えっ?」」 ドシーン!「キャッ!」 派手にぶつかってしまった「すみませ………」 謝りかけたがその相手を見た途端に背筋に電気が走った。 整った顔立ち、太股をチラすかせてるすらっとした足、そして大きすぎなく小さすぎない程よい胸。男なら絶対に見とれてしまう程だ。 「す…すいませんでした!遅刻しそうだったのでつい」 「俺のほうこそゴメン。俺も遅刻しそうなんだ」 「じゃあ失礼します。」 「あぁ、じゃあね。」 行ってしまった。もう少し話てみたかったな。って!そんなこと言ってられない俺もヤバイんだった!! ------------ガラガラッ! 「ギリギリセーフッ!!」 間に合った~。 と思った 「ギリギリアウトだ如月!!まぁ良い席に着け。」間に合わなかった。orz 『アハハハハ~』クラスの皆に笑われてしまった。 ツイてない。 「突然だが今日は転校生が居ます。入って良いぞ~」 へ~誰だろ? 「皆さんこんにちは。今日転校してきた櫻木桃です。宜しくお願いします。」 「あっ!」 今朝のあの子だ。 「ん?なんだ如月は櫻木知り合いか?」 「いえ…朝ちょっと」 まさか転校生だったのか。同じクラスだしラッキーだな今日。 「じゃあ櫻木の席はあそこな」 エッ!俺の隣…マジで!! 「はい。宜しくね如月君」 「宜しく…」 なんか周りの野郎共の視線が痛いのだが。 まぁそれはさておき、この展開はベタだけどかなり嬉しいぞ。 高校生活が楽しくなりそうだ。
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