13.家族

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「お義父さん、元気そうでよかったな。」 『うん。暁が寿命縮ませてなきゃいいんだけど…』 「ははっ。確かにそうだな。」 『……………』 千景と二人きりになるのは久しぶりで、なんだか照れ臭かった。 「椿…」 千景が、私を後ろからそっと抱きしめる。 『千景?』 「俺をこんなに幸せにしてくれて、ありがとな。」 千景が耳元で言った。 『…え?』 「お前が傍に居てくれるから、俺は今幸せなんだ。暁がいて、椿がいて、咲もいて……俺は世界一の幸せ者だ。」 『そんなの…私だってそうだよ。千景のおかげで私はまた笑えるようになったんだもん……』 「椿……好きだ。」 『私も……大好き。』 「『愛してる』」 お母さん…… 私 幸せだよ。
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