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『ハァ…。わかりました。結婚しますよ。でも!!進藤さんに他に好きな人が出来たらすぐ離婚!!いいですか!?』
「はいはい。」
こうなったら腹をくくってこの人に好きな人が出来るのを待とう…。
「あ」
『進藤さん?どうしたんですか?』
「夫婦なんだからお前ももう進藤だろ名前で呼べ。」
『え…。ち、千景さん?』
「さん付けなくていい」
『え、でも』
「早く。」
うー。鬼っ!!
『千景…。』
「よし。あと敬語もやめろ。」
『え!?はい…ぁ、うん。』
そしたら千景はまた無邪気な笑顔で笑った。
その顔に不覚にもドキッとしてしまう。
性格を知らない子が見たらイチコロだろう。
「じゃあもう寝るか。そのベッド使っていいから。」
『え、でもそしたら千景は?』
「俺は大丈夫だから。」
他に布団でもあるのかな?
『じゃあ使わせてもらうね。ありがとう。』
「おう。おやすみ椿。」
『お、おやすみなさい。』
いきなり名前で呼ぶからびっくりした…
こうして私の人生は大きく変わり始めた…。
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