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『ん…』
あれ、ここは…。
私は体を起こし寝ぼけた頭で考えた。
『…………………!?』
思い出した瞬間に目に飛び込んできたのは千景とかいう私の旦那の寝顔だった。
なんで同じベッドで寝てんの!?いくら大きいとはいえ昨日は別々で寝たはず!
とりあえず離れようと体を捻るが千景が私をがっちり抱きしめていてびくともしない。それどころがますます腕の力が強くなる。
私は抱き枕じゃないっつーの!!
「んん…?」
千景が目を覚ました。
「なんだ…起きてたのかよ。てかお前抱き心地いいなー久しぶりによく眠られたわ。」
そう言いながら千景はあくびをした。
お互いの吐息がかかりそうな距離に私は耐えられなくなり、ぐるんと体を捻り背を向けた。
『へ、変態!』
「あぁ?お前みたいなお子ちゃまに手なんかださねーよ。」
そう言うと私の腰に回されていた手が上に移動し、いきなり私の胸を揉んだ。
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