バレンタイン

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「先輩、俺、先輩のこと好きです!これもらってください!」 「お前…ふざけんな!」 「そうですよね…、先輩は俺のことなんか好きじゃn…」 「なんで先に言うんだよ!俺からお前に告白しようと思ってチョコ作ってきたのに!」 「へ?!ホ…ホントですか?」 「俺、不器用だからお前みたくうまく出来なかったけど…///」 「そんなことないです。先輩、キスしてもいいですか?」 「おう///」 後輩×先輩キター!やっぱ、王道もいいけど、他のCPも萌えるよね!いや、萌えすぎて燃える!あ、一瞬別の小説にきたかと思ったでしょ?ちゃんとあってるからね。今日は学園中のカップルたちがイチャイチャする素敵な日…そう、バレンタインデーだからね!ちなみに俺は今、木の上に上って、新たに出来たカップルの観察中です。ホントは珪にバレンタインチョコ作らせて、生徒会とかに配らせようと思ってたんだけど断られたんだよね。あれはショックだった。まぁ、珪は逆チョコもらうと思うから心配ないけどね。さて、そろそろ教室に戻るか…。 「「「キャー!玲さまー!」」」 「僕のチョコもらってください!」 「むしろ僕をもらってください!」 「玲さまの全てを僕にください!」 なんか、後半おかしかった気がするんだけど気のせいだよね?うん、いつもは可愛らしいチワワちゃんたちが、必死の形相で迫ってくるから怖い。なんか、代表の3人が隊員みんなの分まとめて持ってきてくれたんだって。それにしても紙袋3つは多いよ…。てか、こんなにもらっても置く場所ないし溶けると思うんだけど。ほら、俺まだ帰らないでカップル観察しに行くし。 「ありがとねー。」 「「「こちらこそありがとうございました!失礼します!」」」 渡しちゃった♪とか言っている姿は男子高校生には見えない。本当に俺と同じ生き物なのかたまに不思議になるんだよねぇ。
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