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自分は26だったのか。
またも秋は言って初めて自身についての情報を知った。
「ハ~ン。そんな風には見えんがな。精々14・5才ってもんだろ。」
26歳の成人を少年と見間違える程に彼らの体格は大きくない。
という事は自分の認識と外見が違うのではないか。
秋は体中から嫌な汗が出るのを感じる。
「すいませんがゲーテさん。鏡を貸してくれませんか?」
「鏡だぁ?そんな高級品普通の家にあるわけないだろ。」
鏡が高級品。そんな認識は秋になく、絶対的な文化の違いに愕然とする。
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