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三崎
「クソッ!あのアマ!」
手下A
「三崎さん、大丈夫ですか?」
三崎
「うるせぇ!俺に構うな!奴等を追え!さっさとぶち殺してこい!」
手下B
「ダメです、ドアに閂がかかってるのか開きません」
手下の何人かが体当たりをしてみるがドアはびくともしなかった
三崎
「クソッが銃をよこせ!」
三崎が手下の一人から銃を奪うとドアノブに数発撃ち込みドアを強く蹴るとバキッと音をたて開く
手下C
「さすが三崎さん」
三崎
「関心してねぇでさっさと追え!ただあの女は生かしてつれてこい!
八つ裂きにしてや…ぐッ」
その時、突然
三崎が耳を押さえながら俯く
手下A
「三崎さん?」
三崎
「なんだ…目眩が…視界がボヤけやがる
く…ああ…おぇぇ」
ふらふらしていた三崎が今度は突然、嘔吐する
手下A
「三崎さん、本当に大丈夫ですか??」
三崎
「く…そ…がぁ…」
そのとき
心配し三崎の顔を覗き込む手下の肩に突然、手をかける
三崎
「……あああーー!!」
手下A
「ぎゃあああ!!」
なんと
三崎が突然、手下の首を食いちぎる
手下は食いちぎられた首からは血が吹き出しながらその場に倒れる
三崎はすぐにその上に覆い被さると首から血を吸う
手下B
「ひ、ひぃぃ」
手下C
「み、三崎さん!どうしたんですか!」
三崎
「チ…を」
三崎が立ち上がると他の手下に目を向ける
その目は充血し、口元は血で真っ赤に染まっていた
三崎
「チ……ヨコセ…チガ…タリナイ…チヲヨコセ!!」
手下B
「うあああー!!」
手下C
「あ、ああああ!!」
零達が去ったその場は
彼らの知らぬ間に地獄絵図と化し
そこには断末魔がこだました
零
「あれ?いま何か聞こえなかった?」
通路を走っていると突然、零が立ち止まり後ろ振り向く
恵
「そう?気のせいじゃない?それより急ぎましょう
早く逃げないと追手がくるわよ」
零
「う、うん」
零は恵に背中を押され再び走り出す
恵
「そう、追手が…ね…」
恵は後ろを振り向きそう呟き
クスッと笑うとすぐに零達の後を追って走り出す
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