火の国から水の都へ

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いや死にはしない きっと… 「ローズってあんなの使うの?」 肩を押さえて尋ねてみる 「あたりまえだ ローズは警備が要らないほど強いんだ」 リオンが大声で自慢気にいう 「ローズって最強なんだね」 ニッコリいうとローズは少し悲しそうに‘うん’といった 『ローズ様!お怪我の具合はいかがですか?』 男の人が走ってきた 「シルバ! 怪我したのは私じゃなくてテイトなの」 そういい俺の頭に手をのせた 俺は地面に座っていてローズは立っているから手を乗せるにはちょうどいいらしい 『人間?』 「えぇ そうよ」 『人間なら龍の涙で充分ですよ 龍なら止血程度にしか成りませんが』 「あっそっか!」 ローズがぽんっと手を叩く それではとシルバはそそくさと帰っていく 「じゃあ 龍の涙をかけよっか」 そういいポシェットから瓢箪をだす いったいあの小さいポシェットにどうやって瓢箪を入れるんだ? 考えてる間にローズが肩に涙を流していたみたいで  ゴキッと音がなり 肩から痛みが消えた 「ふう… 」 『ローズ様!ポシェットと拳銃と短剣と…コートを用意しました』 「ありがとう テイトに渡して置いて あたし自分の部屋にようじあるから リオンはテイトといてね」 そういい走っていく -inテイト&リオン
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