クリスマス、数日前

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「フン!! クリスマスなんて幼稚よ!! サンタクロースって、犯罪者 不法投棄の常習犯 ついでに、メタボ!!」 クリスマス、数日前 椅子に腰掛け足を組み、偉そうな彼女は言った……が 「………」 僕は、漫画を読んでいた。 完璧、無視の体勢。 どんな捻くれ者だって、そこまで考えないだろう よっぽど、暇だったんだな。 ちなみに、僕と彼女は交際中の身の上である 彼女は、一般的に言う、ツンデレ彼女 彼女から、告白されたのたが 台詞が「あ……あんた、一生、かかっても彼女なんて、出来ないでしょうから 私が、付き合ってあげる!! 感謝しなさい!!」 だった、顔をりんご色に染めての告白 僕が、受け入れると 綻ぶ笑顔は印象的だった、デレと言う奴だろう。 「私の話、聞いてる!?」 「あー聞いてる、聞いてる」 「別にクリスマスなんてどうでもいいけど あんたはどうするのよ」 クリスマス、出来ることなら、君といたい 「クリスマス、いっ……」 ゴフッ、クッションが僕の顔を命中 投げたのは、彼女 「あ……あんた、何、期待してんのよ あんたなんかとクリスマスを過ごす、わけないじゃない バーカ、バーカ」 彼女は、やっぱりツンデレ彼女
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