第2章

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人々が寝静まったころ 陰は動く…… ガキィーン パンッ 銃声や刃物がぶつかる音がとめどなくきこえる やっと止まったころ、そこに立っているのは20にも満たない女だった 「はぁ……… 血で服が汚れるちゃったか… 落とすの大変だなこれは…」 と言いながら困った表情をするわけでもなく ただ無表情に淡々と言っただけだった。 「帰るか…」 そう言い終わるやいなやそぬ場所にわ女の姿はなかった その女……いや桜月蝶華 この主人公である そう、蝶華は 忍の者 いわゆる忍者 闇にとけだれにも知られることなく任務を遂行する闇の住人 忍者は空想だと思われているが実際はいる 江戸時代から明治にかわるころ忽然と姿をけした 忍がいた という証拠とともに その忍を束ねる家の後継者として生まれたのが蝶華だった
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