16人が本棚に入れています
本棚に追加
電話の後、雄二は風呂に入り、寝る準備をしていた。
数分後、電話が鳴った。
プルルル、プルルル
再び「非通知」との表示。
「もしもし?」
「今、郵便局を通り過ぎたよ」
今度は、雄二に何かを言わせる瞬間も与えず電話が切られた。
「郵便局といったら、家から500メートルぐらいのとこだな…」
雄二は、あまり気にせずベッドに入った。
再び電話が鳴った。
プルルル、プルルル
再び「非通知」との表示。
「角の交番を曲がった」
それだけ言うと、電話を切られてしまった。
「なんなんだよ…。でも、交番は家から300メートルぐらいのとこだな…」
雄二は、一応家の鍵を見に行った。
閉まっている。
雄二は再びベッドを入った…。
最初のコメントを投稿しよう!