プロローグ

2/3
108人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
「もうやめてぇ……」 教室の中で鈍い音が響く。 「この女が優君を困らせた」 「も……もう止めてよ……黒崎さん……凄く痛いんだよ……」 教室で響く鈍い音は止まない。周りの人はあまりの光景に止めに入る事すら出来ない。あまりの残酷な光景に恐怖しているのだ。 教室は静かだった。 鈍い音以外は何もしない。 ただただ、まるで秒針が進む音のように鈍い音が定期的に鳴る。 そんな時、その教室に一人の男子生徒が入ってきた…… 「何やってんだ!陽……菜……」 「あっ!優君♪ 待っててね、今からこの女殺すから!」 教室に入ってきた男子も、その光景に恐怖した。  
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!