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いつも通りの朝日が昇る十二月一日…
いつも通りの時間に起床し、いつも通りの制服に着替え、いつも通りの時間に学校へ向かう。
ルーチンワークに狂いがないことに、ひそかに安堵している自分に対し、
(なんの面白みもないな)
と一瞬だけ思う。さすがに。
(でも、人生なんて所詮は「死」までの暇つぶしだ。
過程がどれだけ楽しくても、結果は「死」しかないのであれば、なんの意味もない)
と一瞬で「日常」に戻る。
そう、あまりにも「死」が溢れてる「日常」に。
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