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中学に入るころには体も随分と丈夫になってて、 今までできなかった分を取り戻すように、すごく一生懸命に練習を頑張ってた。 だからあまり遊べなくなっちゃったんだよね~。 でもクラスは奇跡的に三年間一緒だし、 学校生活の時はたくさん話せたから寂しくはならなかったな。 それで一也はすごく野球が上手くなっちゃって、 二年生の時には同級生や後輩の女の子にファンがいるみたいな噂きいて、すごく不安になった自分がいた。 なんで不安なのかわからなかったけど、 陰で一也のことを話してる女の子たちの会話が耳にはいるたび、 『私は昔から一也とずっと一緒にいたんだ!』って、 『私から一也をとらないで!』って思うようになってやっと気づいた。 私は一也が好きなんだって。 でもいまの関係が崩れるのが怖くて何も伝えてない。 何年も何年もかけて作った友達とゆう関係が、壊れるのが怖くて怖くて、、。 だから『今は友達のままでいいやっ!』て開き直ってきたから、私の気持ちは知らないはず…。
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