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夏休みも中ごろに差し掛かったことである。
僕は遂に念願が叶った。
会いたいと願っていても、もう会えないと思っていた女性に、僕はまた会うことができた。
前と同じ場所で、遠くの方からハイヒールの奏でる音が聞こえてきた。
僕は香水の匂いに引き寄せられて、女性の前で立ち止まっていた。
女性は何が何だか分からなく、ただ僕の姿を見て驚きの表情をしていた。
僕は恥ずかしさのあまり、彼女の顔を一瞬しか見る事ができなかった。
一瞬のできごとのはずが、僕にとっては時間が止まっているように長い時間だった。
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