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傍らに死神を……
「なんかねー」
「うん……」
「楓さん、本当に死んじゃったんだね」
「お前ら、コイツの前でそんなこと言うなよ」
「あ……」
「ごめん、橘」
橘「…………っ」
喪服を身に纏う学生たち。
だけど彼らは気づけない。
すぐ脇で純白のワンピースを着た少女と、大きな鎌を背負う死神が自分達を見つめていることを。
楓「……橘くん」
死神「残念だけどムダだよ。彼らにはキミの存在を認知する術がないんだから」
【傍らに死神を……】
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