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本当に親父を倒せる程の実力を持った人物がいるとしたら、今まで表沙汰にならない方がおかしい。
もしかして、各国の長か?
いや、もしそうだとしたら、この世界は戦場となるだろう。
「あまり深く考え過ぎるな。早く支度をしてこい」
「親父は逃げねーのか?」
「俺がここにいなかったら被害が悪化するだけだ。少しでも被害を抑える為に、俺はここに残る」
親父の話しを聞き、結果俺はどうすればいいのだ。
ここから出ていく事が正しいのか。
残るのが正しいのか。
「迷っているのか」
返事をしようとした時、親父が一瞬動いたのが見えた。
あ~こりゃやられたな。
首の後ろを目にも止まらぬ速さで叩かれた。
気が遠くなっていく中、自分の実力がたった一瞬でわかってしまった。
俺はこの先何をすればいいのだろう…。
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