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だけど先生の軽さが私を安心させた気がした。
「ザッキー!テスト点あがったよ!」
そう言って山崎先生に駆け寄ってきた男の子がいた。
「おー。おめでとう」
山崎先生は優しく笑った。
「ザッキーって呼ばれてんの?」
「うん。男子生徒からな」
「じゃ、このはもザッキーって呼んじゃお♪」
私はザッキーに向かって笑顔を見せた。
「あ~?…別にいーけど」
ザッキーは飽きれたようにペンを回した。
「やった♪女生徒でこのはだけじゃん♪」
「つーか、お前塾入んの?」
「入るよ。もう決めた!」
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