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しばらく歩くと、声をかけられた。
「出口ですよ、エリーさん。」
その声に目を開けると、外の明るい光が目に飛び込んでくる。
少し眩しいその明かりにほっとして安堵の息をつく。
「ありがとうございます。」
「ふふ、次は怖くないのに行きましょうか?」
悪戯っぽく微笑むセレにエリーは羞恥で赤くなった。
「う、はい…。」
「では、どこに行きましょうかね。」
「えーと・・。」
辺りを見渡すと、遠くにジェットコースターが見えた。
「あ、あれ!ジェットコースターとかどうですか?」
絶叫系は比較的好きなほうなので、お化け屋敷のような失態をすることもないだろう。
「ええ、行って見ましょう。」
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