◆夢◆

6/11
前へ
/57ページ
次へ
実『ジャーン!合格通知~♪』 直『おー!よくやった!!』 乱暴に頭を撫でられる。それほど直也くんも嬉しかったってこと? 直『まさか実彩子も俺と同じ学校だとはな』 実『嬉しい?』 直『あぁ。一年だけだけどな』 その一年だけに、私は今まで頑張ってきたのよ…? そう、自分なりに頑張ってきたつもりだった。 でも、努力だけじゃどうしようもないってこともあるんだよね。 直『…ごめん。実彩子一緒に帰れない』 実『え…しょうがないね。じゃああした『明日も一緒に帰れないんだ。それから先も…』 実『それ、どういう意味?』 なんとなくだけど、気付いてた。 だけど、気付かないふりをしていたんだ。 じゃないと、辛くて… 直『彼女ができたんだ』 でも、 実際に聞く言葉の方がずっと苦しかったよ…
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加