◆ロミオとジュリエット◆

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光「まっ、頑張ろーぜ。仕事だって割り切っちゃえば。案外やってる内に気になんなくなるかもよ?」 実「…うん」 ―まただ。さっきから時折見せる影のある表情… 光「…って言う訳よ」 千「なるほどねぇ、そんなことがあったの」 光「千晃は心当たり「ないね」 ―早っ!被せてくるなよ。もう少し喋らせろ。 光「即答かよ。もう少し考え込むとかしねぇの?」 千「だってないんだもん。パッて思い浮かばないってことはないんだよ」 そういうもんなのかねぇ‥ 千「それに、大丈夫だよ。日高なら。そんなに気にしなくても」 光「どういうこと?」 千「タイミングが合えばね」 ―タイミング?タイミングって何のだよ。何で俺の周りにいる女性は意味深なことばかり言うんだ。ストレートに言ってくれよ。隠された意味とかわんねーよ。  
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