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5人の美少女に囲まれる男ひとり。言葉だけなら嬉しいことこのうえないだろう。しかし…忘れてならないのは僕が木馬の上にいるということ。否定しておくが僕の趣味じゃない。断じて趣味ではない。はず。
「あら霜月君よく似合ってるわね」
氷狩さん。ほめられても嬉しくねーです。
「ちなみにその木馬はボクの私物だよ。」
葵。貴様の私物が僕のお尻にくいこんでんだよっ。
「君にどんな趣味があったとしてもウチは受け止めるよ?」
寧音。そんな死んだ魚のような目で優しい言葉をかけないでくれ。
「…一緒にのろうか?」
優那…君とは話し合う時間が必要なようだな。
みんなの言葉でわかってるだろうがこの中にまともな人間なんていやしない。なぜか僕のまわりにはこんな女の子ばかり集まるのだ。
こうしてる間にも氷狩さんは足に重りを追加しつつ葵は息を荒くして悶々としている。寧音はただひたすらに僕を見つめ優那にいたっては僕の後ろに乗ろうと踏み台を探している。
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