0人が本棚に入れています
本棚に追加
楽しそうな純也を睨めば、純也は俺の右肩から顎を外し、逆の肩に腕を回し、俺を教室の後ろの窓際まで連れてこられた。
「あのな、これ、俺がたまたま朝一に職員室に呼ばれて行ったから見れたんだ。
お前にとったらちょっと衝撃的かも。」
「は?どういうこと?」
「転校生って…アイツなんだよ」
「アイツって誰だよ?」
純也が気まずい顔をしながら言った。
「“藍沢彩葉(あいざわいろは)”」
この瞬間、俺の頭ん中は真っ白になった。
最初のコメントを投稿しよう!