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光side
うん。まだ体が火照っている。
やっぱり、あんなことをしたからだろうか。
思い返すだけで顔が熱くなっちまう。
なんか、ノリでやってしまったが、いざやってみると思いの外ヤバい。あれほど恥ずかしいことはないと思う。
まあ、キスは今は置いといて、異端審問会の皆さんの方に気を配らなければならない。
今、俺はトイレの個室に逃げ込んだが、あいつらのことだ。すぐに見つかるだろう。
しかも、相手の中には会長もいる。
そんな中に俺が突っ込んでいったなら勝てるわけがない。
そう。いかに、少人数を削っていくかが問題だ。
よしっ!出陣だ!!
ガチャ
『田白のヤツ、どこにいやがるんだ?』
『まったくだ。どこに行きやがった?』
バタン
やべぇ。やべぇよ。おかしいよ、こいつら。
捜索のために刃物や鈍器を常備しているのがあいつらFFF団だ。
しかし、目の前のヤツラはノコギリとトンカチを持っていやがった。
まあ、トンカチは釘バットと威力は変わらないだろうから認めよう。
しかし、ノコギリはダメじゃないか?
こいつら、完全に俺を殺そうとしていやがる。骨の髄まで完全に。
さあ、どうする田白光。この状況の打開策は。
ガチャ
『やあ、田白。久し振りだな。』
『おう、田白。久し振り。』
光「ああ。久し振りだな。」
『じゃあ、ここらで一辺死んどけや!!』
俺はノコギリの一撃をかわし、外へ出て、トイレをあとにした。
まさか、個室のドアをカギを閉めてあったにも関わらず開けてくるなんて恐ろしいぜ。
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