(続)意味不明な物語

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「はぁ…はぁ…はぁ……、最早、これまでか…。」  私は今、戦争をしている。 ひとりぼっちで得るものも、守るものももう、何も残されてはいないのに…。 鼻をつく血生臭いにおいと、自身の身に染み付いた仲間の血。 降りそそぐ雨は、それらをすべてかき消してくれる。 「美希…!!お前にもう残ったものはなにもない。  …言っただろう?私は、お前を殺したいだけなんだよ」  「潤子ォ!!!おっ…お前は…ジョセフを殺したんだ!!!ジョセフは…私のたった一人の友達だったのに!!!」  そうこいつはウォシュレット。またの名を…田申潤子。  潤子はジョセフを殺した。たった一人の私の友達。ジョセフを。 え?ジェニファー?誰それ。 あんな男はただの"新"友だ。"親"友ではない。 「お困りのようですわね。美希。」 「はっ!!その声は!侑美さん!!」 10年前に出会った時、侑美さんは私にこう言った。  「あなたは美希ちゃんというのね。美しい希望…プ…。あなたにお似合いね。 同じ美しいという字が入っている者同士、仲良くしましょう。うふふふ腐腐腐腐。」  あれ?今思い出したら出会い頭の侑美さんなんかひどいな。まあいいや。てか、いつから呼び捨てになったんだ。なんかひどい。泣いていい? 「私は潤子を殺しに来たのよ。」 「えっ…!?」  いやっ確かに…!!私じゃ潤子にかなわなくとも、侑美さんなら…!!!  勝機が見えてきた。 (こっからグロくなるよ。) 「死ねぇぇぇ潤子ぉぉおお!!!!!」  グシャ。 侑美さんは、潤子の両目に両手に持っていた針を突き刺しぐじゃぐじゃにした。  私はただ見ているしかなかった。どうして、潤子は侑美さんには無抵抗なんだ。 「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」  あふれ出る血。そうしている間にも侑美さんの追撃が潤子を襲う。 ピカッ 潤子の頭が一瞬光ったかと思うと、潤子の頭が爆発した。  飛び散る脳みそめっちゃグロいwwwww  そうして潤子は死んだ。
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