゚*第三章*゚
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「…っ分かりません…」 「うんうん、そっかーこれは風船っ!」 ……。 「ふ…せん?」 「そうだよ、手を離すとすぐ空にユラユラ飛んでいっちゃうんだ」 …多分私、“ふせん”知ってる。 必死に思い出そうとする。 赤い“ふせん”が沢山。 沢山の“ふせん”を持ったクマさん。
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