゚*第三章*゚

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翌日になって、 私は楓と荷造りを始める。 お母さんはパートが重なって、 来れないみたい。 「退院かあ…」 なんとなく呟いた言葉を、 楓は聞き逃さなかった。 「なに?…退院すること、後悔してる?」 私は畳んでいたパジャマを、 バックに詰めて答えた。 「んー…後悔じゃなくて、出たことない外…、いやっ出たことあるんだろうけどやっぱり知らないのと同然だから…すこし不安っていうか…」
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