゚*プロローグ*゚

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ーーーーーーーーー 「記憶障害ですね」 昨日の先生にそう言い放たれる。 言われても、多分ここにいるほとんどがやっぱりって思ってると思う。 問題は記憶を取り戻せるかどうか…。 「先生私…記憶…戻るの?」 「…はっきり言って、記憶の再生は望めないと思ってください。由真ちゃんのケースの場合、記憶の再生は非常に難しいです」 「治るかも知れないじゃないですか!!!」 隣に聞いてるお母さんらしき人が怒鳴り付ける。 「私に家族はこの子しかいないんです…っ先生…どうにか治して頂けませんか…」 先生の腕をつかんでにお母さんが泣き付く。 「…前例はありませんが…お互い出来るだけ全力を尽くしましょう」
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