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宇津木宗一の場合
ジリリリリと、目覚ましが鳴り響く
「はぁ…… 憂鬱だ。」
俺、宇津木宗一は、今日から始まるであろう、何をするのかさっぱりな姉の仕事の手伝いをする事を考えると、布団から出たくなかった。
二度寝を決め込んでいると
ピンポーン ピンポーン
「そうちゃーん 起きてるー?時間ですよー」
と綾姉の声が聞こえてきた。
「んげ…… 綾姉がきた……」
自慢できる事ではないが、俺は色々な仕事をしてきた… がどれも長続きせず、今日から、綾姉の職場で、半ば、無理やり働く事になったのだ。
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