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ピンポーン ピンポーン ピピピピンポーン
ガチャガチャ ガシャ
「そうちゃーん おはよー」
と元気よくドアを開けて入って来たのが 綾姉 である。
「おはよう。 ……って何で綾姉がこの部屋の鍵、持ってるんだよ!」
「え?だってこの部屋用意したの私ぢゃない。 持ってて何か不都合な事あるの?」
と持ってる事がごく自然であたり前のように、きっぱりと答えた。
と、思ったら一変して鬼神のような表情で
「それともー そうちゃんは私に隠れてしないといけない事でもあるのかしらー」
「いやーまさか、あるはずないよねー、綾姉が用意してくれた部屋だもん。鍵の一個や二個持ってないほうがオカシイヨ、うん!」
「うーん ならよろしい。私は朝ご飯作っといてあげるから、そうちゃんも準備ができたら来なさいねー」
とリビングへ去っていった。
危ない危ない、危うく綾姉が鬼モードになる所だった。
綾姉は、普段はいい姉なのだが怒らせると半端ないのだ。
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