プロローグ

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―――ある日の学校のある場面 「新庄はまだ来てないのか?」 頭の真ん中がすこしさびしい教師がそう問いかけながら出席簿にバツをつける。 「アイツの事だからまたどっかで誰かを救ってんじゃないんですかぃ? 剣道部の朝練にも参加してないみたいでしたからねぇ」 真ん中の席に座っている男子がそう呟く。 「人助けもいいが 自分の単位もすこしは考えてほしいものだな」 教師はそう静かに呟くと教室からでていった。 直後にチャイムが鳴り、別の教師が教室に入って行った。
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