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自分の部屋の前に着き、ドアノブを回した。
その時。
「おい!!見つけたぞ!!」
めんどくさそうだから無視した。
僕は構わず、部屋に入る。
「聞いてんのか!?」
ドアを閉めようとしたが、それは許されなかった。
がっと、誰かの足がドアの隙間にねじり混んでいたら。
「だから、無視すんなよ!!」
足を伝って、顔を見ればさっきの金髪だった。
さっきは遠目だったから、よくわからなかったけど。
確かに、美少年だ。
大きな瞳に、ぷっくりと桜色の唇。
柔らかそうな頬に、さらさらな金髪。
走ってきたのか、呼吸が荒い。
ねじりこまれた足に驚いて、思わず力を緩めれば、ドアは大きく開かれた。
「さっき、俺が助けてって言ったのに無視しただろう!!」
「うん。」
「助けを求めてる人を、助けないなんてダメなんだぞ!!」
「うん。だから?」
「だから、俺に謝れ!!!」
「ごめんなさい。」
「よし、これで俺たちは友達だな。」
「ふぅん。」
「俺は井草幸太郎。お前は?」
「マイケル。」
「そうか!マイケルよろしくな!!」
これはいつまで続くの?
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