ぼくの仕事は自室警備員。

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 ̄ 「マイケル学校はどうしたんだよ?学校はいかなきゃいけないんだぞ。もしかして風邪か?風邪なら早く寝なきゃダメだ!!」 金髪は、慌てたように言い出した。 「俺は風邪引いてないんだけど。」 「じゃあ、なんで来ないんだよ!!」 「なんで、いかなきゃいけないの?」 「いかなきゃいけないからだ!!」 「どうして?」 「勉強しなくちゃだからだ!!」 「どうして?」 「大人になるためだ!!」 「どうして、大人にならなきゃいけないの?」 「それは‥‥ー。もう!マイケル屁理屈ばっかりいってると嫌われるぞ!!友達がいなくなるんだぞ!?」 「どうして、友達がいなくなっちゃどうしてダメなの?」 金髪は顔を真っ赤にした。 「屁理屈ばっかで、お前なんか嫌いだ!!」 そう言ってどっか行った。 僕は大きく開かれたドアを閉めて、部屋のなかに入った。 なんだか、よくわからないけど、勝手に友達になって、嫌われたらしい。 嫌われたってことは。 もう、来ないんじゃない?
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