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 ̄
「なに入ってきてんだよ。」
僕は頭を抱えた。
なんなんだよ、もう。
「お前!!いるんだったら出なきゃダメなんだぞ!」
金髪はきゃきゃん吠える。
僕は無視する。
そんなことより。
「なんで、入れるんだよ。」
「誠司にもらったんだ!どこでも入れるんだぞ!」
すごいだろと、どや顔でカードキーを僕を見てくる金髪。
ほんとなに?
こいつ。
誠司って誰だよ。
あー‥‥。
「不愉快。でてって貰える?」
「なんでだよ!!友達だろ!!」
無理。
「友達だったら、なんでも許されるの?勝手に部屋にも入っていいの?」
「当たり前だろ!!俺はお前に学校にいかせようとして来てやったんだから、いいに決まってんだろ。」
そうか。
当たり前なんだ。
いいんだ。
知らなかったや。
「じゃあ、友達だからあんた殺してもいいよね?」
「はぁ!?なに言ってんだよ!!」
「だって、なんだかよくわからないけど、何しても友達だから許されるんでしょ?」
「俺を殺すなんて、無理だぞ!!俺は強いんだぞ!!」
「知ってる。だから、昨日助けなかったんだよ。でもね。」
「うわっ!?」
金髪の腕を引っ張ると、簡単に倒れてきたから、そのままベットに縫い付けた。
「あんたより、俺の方が強いよ。」
「放せよ!!」
金髪の上に乗り、そのまま首を占める。
「くっ!!」
「苦しい?すぐ殺してあげるから。」
最初は暴れていたのに、だんだん暴れなくなって、顔を真っ赤にして動かなくなった。
「よし。」
俺は部屋を後にした。
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