ぼくの仕事は自室警備員。

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 ̄ 「なんでいるの?」 目が覚めると、金髪がベットの前で正座をしていた。 覚醒しない頭を振り絞って、携帯の待受を開けばあれから5時間しかたってない。 今度はなに? 「あのな、あの!」 「さっき、言った意味がわからなかったの?」 「わかった!わかったけど‥‥。」 「けどなに?」 「俺はマイケルと、もっと一緒にいたいんだ。」 とりあえず、いろいろ突っ込みたいけど。 僕まだ、マイケルなんだ。 「それで?」 「お前が部屋に入るなって言ったけど。俺は一緒にいたくて、でもお前は嫌だから。だけど、お前は部屋から出てこないし、俺はもっとお前と話したいから。お前に相談しに来たんだ。」 なるほどね。 僕といたい。 でも部屋から出てこない。 でも僕と話したいと。 で、どうすればいいかと。 ふぅん。 わかった上で、考えてきて、しかも正座して僕が起きるの待ってるなんて。 思わず、笑みが零れた。 「じゃあ。月曜日の3時から30分間までなら、入っていいよ。」 「ほんとか!!」 「ただし、絶対一人で来ること。僕は君とだけ友達だからね。他の誰かをつれてきた瞬間、わかるよね。」 「うん。わかった!あと、それから‥‥ー。」 「なに?」 「マイケルの本当の名前を、お、教えて‥。」 金髪の言葉に、にやりと笑った。 「僕の名前はね?」 to be continue?
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